日本でポップアートといえばアンディ・ウォーホルが有名ですね。好みがわかれるところですが、あの独特な色使いはとても魅力的で目を引きます。
そんなアンディ・ウォーホル風のイラストもフォトショップを使えば簡単に作れます。今回はフォトショップの「モノクロ2階調」の「ハーフトーンスクリーン」使って画像をポップアート風にする方法を紹介します。この方法はそれぞれのパーツの色を簡単に変えられるのが特徴です。好きな画像をイラスト化して、いろんな色に塗って遊んでみましょう。
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主な手順
- わかりやすいように画像レイヤーを「dots」という名前に変更します。
- 「dots」レイヤーを加工していきます。まずは不要な部分を選択・削除します。
- 彩度を下げて白黒にします。
- 「色調補正」で「2階調化」します。
- 「ぼかし(ガウス)」フィルターをかけます。
- 新規ドキュメントに「dots」レイヤーの複製を作ります。
- ここから新規ドキュメントの「dots(複製)」レイヤーを加工します。
- 「モード」を「グレースケール」、「モノクロ2階調」の順で変更します。
- 「モノクロ2階調」に変更する際に「ハーフトーンスクリーン」を選びます。
- 「モード」を「グレースケール」に戻します。
- 元ドキュメントに「dots(複製)」レイヤーの複製を作ります。
- 「dots」レイヤーで「dots(複製)」レイヤーをマスクした後、「レイヤーを結合(E)」します。
「モノクロ2階調」の「ハーフトーンスクリーン」を使って、画像をポップアート風に加工する方法
サムネイル画像をクリックすると、より詳細な解説をご覧いただけます
いかがですか?イメージしていた画像ができましたか?各ステップで使用した設定値は画像の大きさや明るさなどで最適な値が変わります。
特に「ぼかし(ガウス)」の設定値が小さすぎると「ハーフトーン」部分がうまく出てくれない場合があるので、イメージした画像にならなかった場合は数値を変えてみて下さい。
さあ、いよいよ後半は色付けを行っていきます。いろんな色の組み合わせを楽しみましょう。
アンディ・ウォーホル風ポップアートを作ろう(後編) -Photoshop-
アンディ・ウォーホル風のポップアート画像を簡単に作る方法の後編です。後編ではパーツ毎にレイヤーを作って、「クリッピングマスク」と「レイヤーマスク」を組み合わせて色付けをしていきます。